緊急事態発生!休みの日に突然の電話。「ワシじゃけどなあ〜魚とりにこんか?」
き、キター!!
この緊急電話が入ると、もう待ったナシ!
実家に駆けつけると…ボーゼン。
どうすんじゃこの量…魚屋さんですか、オトーサン…。
「どんだけ持って帰れるんなら?」←”帰る”じゃなく”帰れるん”という可能性がポイント。
「とりあえず、2匹くらいで…。」
「そんなこと言わずに、これも、ほれ、これも持ってけーれ!」
「家の分が無くなるんじゃ…。」
「今朝から、もう10軒にくばったんじゃ〜。もう、こんだけが残りじゃけぇ。」
残りにして、この量はいったい。
奥からいもーとが「できるだけたくさん持って帰って、オネーサン…。」と目で訴える。
よっしゃ〜!!といただいてまいりました!
しかし、デカイ。このサイズ、上棟式のおそなえじゃないんだからさ。
しかも…果たしてさばけるのか?
魚屋さんに持って行こうかと本気で考えたけど、いいや、ここでひるんでは女がすたる!
キッチン中に新聞紙を敷いて、Pico史上最大サイズの鯛にいざ挑戦!
いや〜もう、鱗をとるだけでも重労働。(お店で売ってんのは全部鱗はとってあるんだよね。)
まるで桜吹雪のようにキッチン中に飛び散る、飛び散る。
ああ〜。明日の掃除が…。ここに「鯛の鱗取り器」があったら、と心底思う。
やっとの思いで三枚におろし、
やっぱり、ここはお刺身でしょう。ということで、
皮を曳いていきます。(ここが難しいんだよぉ。)
やったー!奇跡的に上手に曳けました!えへん!!
できました!お刺身ですっ。
そして、鯛飯とアラで潮汁。鯛づくしであります。ごちそうさまでした。
…その後、すべてをさばききるのに約2時間。はあ〜。
魚屋さんてすごいわぁ。
今度こそ、「鯛の鱗取り器」を買おうと固く決心したのでした。