チラシを見た瞬間に「これは、行かねばなりますまい!!」と、楽しみにしていた映画
「ハーブ&ドロシー」、行ってきました。
「アートの森の小さな巨人」のサブタイトルの通り、ハーブ&ドロシーはニューヨーク在住の現代アート”超有名”コレクターのご夫妻。
2000点以上の作品をアメリカの国立美術館に寄贈した”奇跡”のコレクターです。
何が奇跡って、この二人は大金持ちセレブでもなければ、投資家でもないフツーの庶民。
郵便局員のハーブと図書館司書のドロシー。1LDKのアパートに住みながら、30年間かけて集めに集めたり…。
その2人を追ったドキュメンタリーなんですが、実にチャーミングなんですよ。この夫婦。
世間は「生活を犠牲にして」って言うけれど、当の本人たちは「犠牲ってなに?」
ほんとうに幸せそうな笑顔で、考えさせられちゃいました。
何もかも”捨てて”というか、”人生で必要なものを選びとってゆく”決断力と強い情熱。
アートに対する深い深い愛情と自分の選んだものへの信頼とゆるぎない自信。
社会に還元するために、と、そのコレクションを寄贈できる潔さ。
もう、ほんとに格好よすぎ!
はぁ〜、しあわせってなんだろう…。
そうそう、そしてこの映画もまた、『奥さんが素敵な映画』であります。
ハーブも素敵なんだけど、ドロシー万歳!
Picoの『内助の功映画』のベスト5にランクインしてます。
この間の
「英国王のスピーチ」もまた、しかり。
今現在奥さまの方も、これから奥さまになろうという方も、奥さまをもっている殿方にも、将来奥さまを迎えるであろう男子諸君にも、オススメしたい映画です。