後半になりました
【中野由紀子作品展〜夢の途中】。
今回は「いままでと雰囲気が違いますね。」と言われるファンの方多し。
明るく子供のように無邪気でカラフルな印象が、今回はちょっと大人っぽく
それはこの
「白」のシリーズのせいでしょう。
「いろんな”白”を作ってみようと思って…。」と語る
中野由紀子さん。
”白”…清らかで無垢な色…ですが、この色ほどいろんなイメージを持つ色もないかもしれません。
純粋・無垢・清らか・希望・誕生…に対して、冷たい・怖い・死…。
相反する様々なイメージをすべて飲み込むところも「白」の魔力かも。
「こんなに、いろんな”白”があるんだ…」と思うくらいの白がやって来ています。
その中でも特に見ていただきたいのがDMにもなった
”うなじシリーズ”。
女性のうなじを思って制作されたシリーズ、量感、形そしてその肌のかんじといい、まさに女性。
もの言いたげに佇む彼女たちはまさに心の中に「夢の途中」を抱えた私たち。
ここにもいろんな気持ちがあふれています。
おおらかで、包み込まれるような温かさを感じるこの花瓶。
ですがよく見ると斜めに一筋の傷を思わせる模様が…。
さまざまな経験を重ねてこそ、いつも明るい笑顔の強く優しいあの人を重ねてしまうのです。
秘かに「ヴィーナス」命名してしまったこの花瓶。
この思わず触りたくなる柔らかな肌の質感から、首元のクールで艶やかな白まで…。
美しさ完璧!凛としながらもほのかに色を感じるところもまさに女神です。
こちらはほんとに純粋で無垢な少女を思わせます。
緑を活けると、森のニンフたちのよう。
その、白く輝く森。氷の…といいたいところですが、なぜか温かさを感じてしまう。
この木々、アクセサリーを掛けても素敵ですよ。
そして…
中野由紀子さんの「夢の途中」。大学の卒業制作だそうです。
夢見た原点がここにあります。
あのころの夢…ちょっと思い出して今と重ねてみるのもいいかもしれません。
【中野由紀子作品展〜夢の途中】
2015年7月15日(水)〜7月26日(日)
11:00~19:00 最終日は18:00まで 7/20(月)、7/21(火)は定休日
毎日在廊してくださいます!