ゼットファンの皆さま、年末年始をいかがお過ごしでしょうか?
今回
ゼット家恒例の年末映画鑑賞で選んだ作品は、【
K-20怪人二十面相・伝】でした。
一昨年暮れに見た「Always 三丁目の夕日」スタッフによるヒーロー物となると見逃すわけにはいきません!
従来の邦画では、大作と銘打つ作品にありがちだった、クライマックスでの冗長なシーン・・・・ここは特にお金と手間をかけたセットで撮りまして、長回ししてますのでどうかしっかり見てくださいよと言わんばかり・・・・にはかえって興ざめしたものです。
【K-20】では、1シーン、1シーン、ディテールにまですごく思いを込めた職人技の大道具・小道具が満載。
それが惜しげもなく小気味よいテンポで場面が展開していく。
ハリウッド映画のようなお金と物量で攻めてくるというのとはまた違った、宵越しの銭は持たないという気っ風の良い江戸っ子から「どんどん寿司食いねぇ、遠慮はいらねぇよ」ってご馳走をふるまわれているような感覚がして、これまでの邦画にありがちな貧乏くささを払拭。
主演の金城武も力の抜けた演技で、無国籍な不思議な世界を醸し出してくれて、大好きな映画「恋する惑星」の刑事役だった頃の彼となぜかオーバーラップするのでありました。
この映画、続編を切望するのは、私だけではありますまい。
原作がこのあとどうなっているのかはよく知らないのですが・・・・両雄のひとりも実はあの危機をやっぱり脱出できていた、そしてお互い弱味を握っているので、互いの正体をばらすこともなく、今度は意地と意地とをぶつけ合う真のライバル対決へと展開していくというストーリー・・・・勝手に想像してしまうくらい、何だかワクワクしてきます!
お正月に相応しく、理屈抜きで楽しめる作品、でも大人の鑑賞にも堪えうるのは細部にまで凝りに凝った思い入れがあればこそ。
カフェゼットもこんな一級のエンターテインメントと本物の凄味を合わせ持つようなお店を目指したいものでございます。
余談・・・・この暮れも壊れました電化製品。
まずは、お店のCDプレイヤーが23日大カレンダー展オープニングイベントのときに運悪く作動不能に。
これは、年内にメーカーから直って帰って来ました。
それから同じくお店の自動製氷器、これも修理に来てくれてすぐ使えるように。
極めつけはプリンター・・・・なぜ、年賀状をプリントアウトする直前に故障者リスト入りするのか?
修理から戻ってくるのは、1月10日以降とのこと。
さて、どうする?なんとかしなくては・・・・皆さますみません、そういうことで年賀状相当遅れるかもです。
そんなバタバタ正月のゼット家ではありますが、今年もどうぞヨロシクお願いします!
by マスター