「千の丘の国」といわれるルワンダは、絶滅の危機にあるマウンテンゴリラの生息地であり、その国土の美しさで「アフリカのスイス」ともいわれています。
しかしながら、映画「ホテルルワンダ」で知られるように、90年代に起きた内戦により国は混乱し経済は疲弊しました。
コーヒーは、国家を立て直しさらなる経済発展のための最も重要な商品作物としてとらえ、今や見事に復興を遂げました。
ルワンダの09-10ニュークロップです。
ここは元来、世界でもたぐいまれなるコーヒー栽培に最適の気候、土壌、高度をあわせ持つ土地柄でもあります。
緑あふれる美しい火山灰高地で育まれたコーヒー豆は、一粒一粒やさしく手で摘み取られ、やがてナイルの源流といわれる清流で洗われ、天日乾燥されます。
その後、いく度にもわたるやはり手作業による豆の選別が行われます。
そして手間ひまをかけた分だけ、希有の香りとやさしい味わいが生み出されるのです。
ルワンダは今後東アフリカのスペシャルティコーヒーとして評価が高まっていくといわれています。
チェリーのように上品で華やかな酸と深いコクがあって、舌に載せたときの味のバランスが絶妙。
当店でも2年くらい前から収穫される都度お出ししていましたが、初めて口にしたときから私も含めてファンは多いです。
これから注目のコーヒー、ぜひ先んじてお試しください。
by マスター