雨が続いてますね。桜はどうなってるんでしょうか?まだ見てないのです。
春になると、待ちかねたようにちまたでは桜の話題一色。花といえば桜…。
でも、桜の前に密かに楽しみにしている花があるのです。
それは「白木蓮」。
むか〜し読んだ小説に「白木蓮のような人が好きだ。」と主人公が告白するくだりがあって、その当時は赤い木蓮しか知らなかった私はどんな花なんだろう?と思い巡らした記憶があります。
そんなこともすっかり忘れたある年の春先に、突然満開の白木蓮を見つけました。
皆が「桜はまだ咲かないの?」とそわそわ浮かれる中、裏通りの古いお屋敷の庭でひっそりと誰の話題にされることもなく、しかし、気高く天に向かって咲く、春爛漫の訪れを告げる花。
それからは桜の頃には散ってしまうその花を見つけるのが、毎年の楽しみとなりました。
今は「白木蓮のような人が好きだ。」と言ったその人の気持ちがとてもよくわかります。
言われてみたいですねえ…。白木蓮のような人、と。

淡い春の空に溶けてしまいそうな白い花。この雨に散ってしまったでしょうか?
Zでは
光延由香利さんの筆により、柔らかな光の中で満開です…。
そして、和服着こなしも素敵な光延さん。
今日は搬入を手伝ってくださったKOHさんのお礼に、と手作りのいちご葛餅を作ってきてくださいました。

マスターとKOHさんは「花より団子」らしいですが(^^)ごちそうさまでした。