きぼりまみれ展5…今回のタイトルは、
杉田修一の世界「きぼり三世代」おじいちゃんとおとうさんと、僕。
杉田先生、自分の息子さんに3才の誕生日プレゼントで作ってあげた木のオモチャが事の始まりでした。
ウケると次は、「こんなのどうだ!」と作りたがりの血が騒いだのでしょう。
本業(洋画家)そっちのけ?で、どんどんのめり込んで行くうちに「東急ハンズ大賞展」や「朝日現代クラフト展」で入賞するやらで、気がつけば、初代ビーグル犬が売れるまでになっていたのです。
これまでの「きぼりまみれ展1〜4」に来られた方の中にもすでに改良がなされた2代目ビーグル犬を見て、昔の展示会で初代ビーグル犬を購入して以来、ずっと大切にして来たと言われることがすごく多かったんですね。
今回さらにリアルになった3代目のビーグル犬を新作展示するにあたって、どうしても進化の具合を見て欲しかったのと、それとは別に初代、2代目が飽きられることなく長く愛されている理由がどこにあるのか、そこのスピリッツとか連綿と続くDNAみたいなものを3代目にも吹き込みたくて、このようなテーマになったということです。
3代目は、初代、2代目を購入しておられる方にどんな風に映るのか、いろいろとご意見をお聞かせいただけたらと思っております。
また、廃盤になって久しいこの初代を今回復刻して展示販売しておりますのと、引き続き2代目も同時展示販売しておりますので、よろしくお願いします。
また今回三世代の家族にも楽しんでもらえるよう、「鯉軸」とかきぼりの「怪獣シリーズ」とかいろいろ趣向を凝らして展示してますので、楽しんでお帰りいただけたらうれしいです。
本日さっそく、このたび結婚が決まった息子Y君に、お父さまAさんからの新居のプレゼントとして、何がいいか息子さんとそのフィアンセに気に入ったものを選ぶようにというほほえましいストーリーに立ち会うことができました。
初代のビーグルもソプラノ狸も両方Y君、捨てがたいみたいで、結局どちらも購入していただいたAさん、ありがとうございました。おめでとうY君!
まさにこの「きぼり三世代」に相応しい奥深いエピソードになりました。
ところで、黒壁に展示しているのも杉田先生の描かれた「透明水彩画」ですので、ぜひお見逃しなく!
対象を的確に捉えたリアルなタッチは、水彩画の通常の表現を極限にまで高めた、比類することのできない独特の世界観になっています。
岡山市方面では、杉田先生の絵画を見る機会はなかなか無いですよ!
by マスター