
昨日の搬入風景の記事に関連して、結子さんからコメントをいただきました。
『自然からいただく色は、化学染料では表現しきれない何ともいえない三次元の美しさがあります。
布の内側から色彩が光り輝く様に映り込んでいきます。
できる範囲で自然と寄り添いながら制作したいので、自宅の植物から命をいただいて染めています。』

今日は、布のお話。
こちらも結子さんから
『今回の作品の多くは、
「伊勢木綿」を使用しています。
「伊勢木綿」とは、三重県津市で織られているものです。
米国製のサンホーキンスという最高級の綿を芯にした糸を使用しており、とても繊細なため、その糸は切れやすく、織るのが難しく、高い技術が要求されます。
1分間に3cm、一反分約13mを仕上げるのにおよそ一日かかります。
やわらかく、肌触りの良い無漂泊で綿花の風合いを残したこの布は、シワになりにくく、保湿性や通気性にも富んでおり、使い込むほどになじんで来ます。』
ぜひ会場で手にとってご覧ください!

by マスター