光延由香利作品展終了しました。
多くの光延ファンのご来場ありがとうございました。
今回のテーマが「
つつしみぶかい距離」ということで、少し難解なイメージの先入観を持たれた方も多かったみたいですが、
意に反して、ギャラリーが山をモチーフにした20点近くの作品でぐるっと囲まれると、さすがにサブテーマのー
空を臨み、山を望むーというスケールの大きさを体感していただけたみたいで、
会期中何度も足を運ばれる方が多くいらっしゃいました。
本当に見応えのある心に残る展覧会になりましたことを作者の光延さんにも盛り上げてくださったゲストの方々にも感謝する次第です。
光延さんの作品は油絵以前の絵画「テンペラ技法」で描かれてます。
ズズーッと作品に近寄ってみてください。
細かい線を網状に重ねていくハッチングというおそろしく根気がいる描き方なんです。
そのマットで明るくやわらかな色調は独特、緻密で繊細でそっと包み込むような優しさは、彼女の持つイメージにもぴったり符合するのです。
ずっとゼットのアトリエで制作をしているのを見て来ているだけに、よくこれだけの作品群をこの一年間で完成させたということに頭の下がる思いがします。
「美しい」と思うものは、いつも、ほんの少し遠くにある気がします。その感覚を里山の姿に託して描いています…という今回のDMに書かれたコメント…絵を見てちょっと理解できたような気がします。
最上の絵を描こうと、常にもがき悩み内面を見つめながらキャンバスに向かう姿を垣間みることができました。
次回で4回目となる、カフェゼットでの光延由香利作品展は、ちょうど一年後のゴールデンウィーク明けの予定です。
一人でも多くの方にご覧になっていただけますように。
楽しみにしておいてくださいね!
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by マスター