最近、夕焼けを見たことがありますか?
真っ赤に染まるような夕焼けの次の日は、快晴!なんて教えてもらいましたっけ。
一番最近の夕焼けの記憶って…と思うと案外遠いんですよ。
そういえば、社会人になってからというもの、帰りはいつも夜。
一日の終わりに、息をのむような夕焼け空を見ることなんて年に何回あるんだろう…。
「空の色を映した葉が、空から降ってくる」…
小林泰子さんの作品を見た時の印象です。
今回のは「夕暮れ時の空の色」。

太陽が沈んだ直後の夕焼けの名残の雲。

逢魔が時の一瞬の金色の空のゆらめき。

夜がやってくる予感のする薄暮の空。

星が昇ってくる宵闇の空へ…。
夕暮れ時色とでも名付けたくなる、「何色」というのが、とっても難しい微妙な色。
今回は全て草木染めなんだそうです。
赤:蘇芳、紫:ロッグウッド、紺〜青:藍、青緑:藍とやまもも、黄:やまもも
絹の糸に染められた夕暮れの色達。
素晴らしい夕焼け空を見ることができたら、
その日にあったちょっと悲しい出来事も全部チャラにしてしまえるような、
明日はきっといいことがありそうな気持ちになれる…。
そんな気持ちを込めて、自分だけの空間にそっと置いておきたくなるのです。
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【小林泰子 作品展】〜森〜
11月9日(水)〜 11月20日(日)am11:00〜pm7:00
期間中、11月14日(月)と11月15日(火)は、定休日。
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