小説
「かもめ食堂」の舞台はフィンランド。
そこには「コーヒーください」という注文のセリフがよく出て来ます。
それもそのはず、世界で一番コーヒーが飲まれているのがフィンランド。
お酒の消費量より圧倒的に多いのも意外。
国の政策でアルコール類にたっぷり税金をかけている分、その刺激を求めるためにコーヒーに流れているのではないかという話を聞いたことがあります。
さて、コーヒーはフィン語で
【 Kahvi カハヴィ 】、残念ながら「かもめ食堂」のサチエさんのいれるカハヴィの味がどんなのかは説明が書かれていないので、想像するしかないのですが。
フィンランドをはじめ北欧で飲まれているものが一般的には浅い煎りの薄めのものが多いのですが、日本人の嗜好も合わせて、それよりも少し深煎りの豆で出しているのではないかと。
現に最近の向こうでの人気ブランドは「ロバーツコーヒー」というやはり少し深煎りの流れが来ているみたいです。
ゼットもこんな感じで、シナモンロールとの相性を考えてちょっとスパイシーなところをねらってみました。もちろんゼットのスペシャルティコーヒー100%でホームブレンドしたものです。
ところで「コピ・ルアック」というおまじないは、映画の中だけみたいです。
そしてカハヴィと一緒に甘い菓子パン
【Pulla プッラ】をスウィーツとして食すのが定番。
各カフェで独自のレシピによる自家製プッラが必ず置いてあるそう。
特にシナモンロールは耳のかたちをしていることからその意味をあらわす言葉で
【Korvapuusti コルヴァプースティ】とよばれています。
ここでも小説には「シナモンロール」がどんな味かはわからないのですが、映画の印象があまりに強すぎるので、そちらのものを再現しました。
ただし、映画の「シナモンロール」がボリュームがありすぎるというゲストの方々の意見から、当初の予定のハーフサイズにしてお出ししています。
リーサおばさん(こわいおばさん)仕様の生クリームをたっぷりお付けしますね!
さあいかがですか?少しでも
「かもめ食堂」の雰囲気に浸れましたでしょうか。
店内に当小説を3冊置いておりますのでよかったら読んでみてください。映画との比較も楽しいですよ!
*「かもめ食堂のシナモンロール」は、岡山市さんのご協力のもと、「幻冬社」さんを通し著作権許可を得て、「おかやま文学フェスティバル2012」開催期間中は、その名前を使用することを認められています。
*今週のランチ(12:00〜14:00)ですが、
「北欧風クリームシチュー」と
「ミロトン(仏風ハッシュドビーフ)」です。
「かもめ食堂」のランチは和食だったけど、フィンランドの料理が出てきたら…と思いをふくらませて作っています。
by マスター
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