【
神崎士郎写真空間/斗藪と参籠】好評開催中です。
副題の[
1/30秒の刹那]とは?

神崎氏が大峯山の宿坊の管理人になってから早20年が経過しようとしています。
それよりも前から麓の天川村には、好きな自然の写真を撮るために毎年のように訪れていました。
今そのころのことを思い出すに、まさか当宿坊を任されるなんて思ってもみなかったと、人のご縁の不思議さってスゴイですね。

カメラは学生の頃からのめり込んで、ずっと独学を通して来られました。
シャッタースピードのスローな部類に入る1/30秒というのは、大峯山の自然を撮るのにはぴったりだという思いから、これを選択しての撮影が一番多いのです。
雲海を眼下に臨みながら、夕焼けの赤い色、紅葉したもみじなど、赤い色は、このスピードが一番美しく現像されるのだそうです。

山を歩いているときも岩場で休んでいるときも、目に映る景色は1/30秒で一瞬一瞬が惜しまれるかのように過ぎ去って行くことを表現されています。

(上の写真はすべて、作品を部分的に私がトリミンングして撮ったものです。現像パネルのため、ギャラリーの光などが映り込んでいますが、本作品はそのようなことはありません。)
神崎氏は、山を登って来られた方に宿坊の朱印を押すときに、インドの梵字や大峯山を連想させる山の絵を頼まれて描くことも多く、今回の個展でもギャラリー壁に神崎氏の墨絵が施されました。

そして、これはなんなんでしょうか?
この2年間で撮りためた渾身の作品を35点展示販売中です。
すべて銀塩フィルムを現像しパネルにした深みのあるものです。
ゆっくりと最高の作品を鑑賞をしながら
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