小林克久さん=オーバルボックスのイメージが強いですが、今回は”うつわ”、しかも”漆”を使ったものが大豊作!
今は”色”の気分なんですって。
やっぱりずっと同じ方の作品を見続けてると、その時々の心境の変化があって新鮮ですね。
その中でも、おっと目を引いたのが、ちょっとないサイズのフリーカップ。

湯のみにしではこぶりだし、ぐい吞みよりはちょい大きめ。
でも、手にしっくり収まるサイズは何だろうと思ったら、わかりました!
一口ビールのカップのサイズに近いのだ!
がぶがぶ飲みたいんじゃないの!っていうときにぴったりです。このサイズ。
食後のコーヒーとか、ちょっとアイスクリームが食べたい…とかね。
そうそう、「デザートサイズ」なんです!
そして、この下に”茶托”として敷かれてるお皿がまた、イイ!
別々にして和菓子を盛ったらいいな、とか、いや〜冷酒とつまみでしょ…。
と、一人妄想を膨らましながら、カップを手の中でころがしてたら…。
小林さん「…これね、一度シルバーの漆をかけてから、黒い漆を塗ってるんです。だから、…ここのところ、ちょっと光るでしょ?」
おおっ!!ほんとだ!でも、言われなきゃわからないかも…。(すいません、写真じゃわかりません)
そういえば明らかに黒の色が違うんですよ。控えめなような華やかなような…。
ノミの跡を残した仕上げにその煌めく黒がのって、見る角度によって色が変化する深〜いカップです。
それがまた”黒”ってとこがニクイ。そのさりげなさ、でも「わかる人にはキッチリ仕事してますよ。ふふっ」という不敵さ。
これはひょっとして…ツンデレカップ?(いえ、小林さんがツンデレというわけでは…。)

今回は、はっきりいってそういう作品が多いです(^^)
一見、フツーだけどなんか惹かれるなあ〜とおもったら、え!?そんな作り方!!とか。
持ってると自慢できる作品ぞろい。そういうものが”定番”とか”飽きのこないもの”って言われるのかな。
お客さまにお出しして「…これ、なんかいいですよね…。」と、いわれたらシメタもの。
「実はね…」とたっぷり語れてしまいますよ!
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小林克久 木工作品展
【〜together〜in The Life #3】
2013年3月13日(水)〜3月24日(日)
am11:00〜pm7:00(最終日は pm6:00まで)
月・火曜日定休
展示作品すべて販売します。ほぼ毎日在廊。
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