「ハンサムウーマン」…岡山の先駆者というべき女流洋画家、
久米小夜子さんの回顧展が
瀬戸内市立美術館で3月30日まで催されてます。
8年前に亡くなられていて、私自身は晩年の作品しか知らなかったのですが、回顧展ですので若い頃の作品から自身の写真や制作ノートまでが展示されていて、「あ〜、そういうことだったのか…」と腑に落ちることがいろいろありました。
え〜、もう亡くなった方でしょ?というなかれ。
すっごいカッコいいのよ、若い頃の作品やその姿を写した写真とか。50年前!にこんな作品描いてた女性の作家さんが岡山にいたなんて!っていうくらい。今みても新鮮。
東京で最先端のモードを学び、自身もモデルばりにオシャレでカッコイイときたら…。
そりゃあこんな人いたら岡山のArt系女子(当時)の憧れ、超カリスマになるわな。
あの人形作家宮崎郁子さんも若い頃憧れて、憧れて、作品が欲しくてたまらなかったわ〜。としみじみ語られてました。
岡山の洋画をたしなまれている方のモチーフになんでこんなに”西洋アンティークドールとランプ”が多いんだろう?というのはPicoのず〜っと昔からのささやかな疑問でしたが、ここで謎が解けました。
久米小夜子さんの後期〜晩年の作品はほとんど”西洋アンティークドールとランプ”だったんです。
岡山のArt系女子はみんな久米小夜子さんになりたかったんだな…。
そんなすごい先輩がいたなんて…知らないでしょ(^^)
そして絵画に添えられた詩が…なんともいえないんです。
女性の、なにかを志している人にはきっと共感できると思う。
その意思の強さ、感性の鋭さ、繊細な切ない感覚は…正直すぎてひょっとしたら痛々しいくらいかもしれません。
でも、だからこそ”今の岡山のArt系女子”に、見て欲しい作品展。
暖かくなってきました。ドライブもかねていかがですか?
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久米小夜子回顧展
瀬戸内市立美術館
会期:〜3月30日(日)まで 24日(月)休館日
am9:00〜17:00(入館時間16:30まで
入館料:¥400
※画像は図録の一部をトリミングして使用しています。
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