始まってます!
【中村文美作品展〜水の音(ね)〜ver.Z】
「日本画と書道のコラボですか?」とか、「現代アート作家さんですか?」とかみなさん、驚きながら「書」の世界を楽しんでくださってます。
そう、ほんとに”楽しい”んですよ。文美さんの作品たち。
あちこちに、仕掛けられたさまざまな「水」の符号。
どこまで読み解けるでしょうか…(^^)
そして、古来から私たちのご先祖様たちの最も身近な「美」であった「書」は、その書かれた内容も素敵なものが多いですよね。和歌とか、ロマンチック…。
今回の
【水の音(ね)〜ver.Z】も書かれた文章が素敵。
そこにも「水」が隠されています。
今日ご紹介するのは
「波に兎」。
伝統的な文様にもよく使われるのですが(去年12月の
亀山サ苗さんの作品展にもありましたよね。)、
よく考えるとなんだか変? 波でうさぎですよ!?死んじゃうよ。
いや、まてまて。因幡の白うさぎっていうこともあるし…。
いいえ。この由来は
「謡曲 竹生島(ちくぶしま)」なんです。
このかわいらしい屏風(卓上サイズにの小さな形が超プリティー!)に書かれているのもその「竹生島」の一節。

緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり
月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や
醍醐天皇の時代、琵琶湖の竹生島明神に参拝するため湖を渡る舟からのえもいわれぬ景色を詠んだ謡。
船で案内してくれたのは翁と海女に姿を変えた竜神と弁財天だったりするのですが、
月の光が波にきらきらと光り月に住む兎が波間に奔けて行くように見える…なんて、不思議な夜の景色が目に浮かぶようです。
そして、文美さんの文字もゆらゆらと揺れる波に映る月明かりのように見えるのは私だけでしょうか…?
屏風とあわせて大作も来ています。見比べてみるのも楽しいですね。

【中村文美作品展〜水の音(ね)〜ver.Z】
2015.1/21(水)〜2/1(日) 11:00〜19:00 (最終日は18:00まで)
1/26(月)、1/27(火)は定休日 在廊日:1/21(水)、25(日)、31(土)、2/1(日)