椿は椿でも”夏椿”。白く可憐な花は沙羅(あの””沙羅双樹の花のいろ…”の沙羅です。)の花。
朝咲いて夜には散ってしまうことから儚さの象徴とされています。
その花に、切なく甘い恋の歌を…。
また立ちかへる水無月の
歎きを誰にかたるべき
沙羅のみづ枝に花さけば
かなしき人の目ぞ見ゆる
あの時のように巡って来た夏に、もう会うことも無い愛しい人を思い返す…
このロマンティックな四行詩「相聞」の作者は芥川龍之介。
クールでドライな小説たちからはちょっと想像できないかも…。
柔らかな中にも力強さを感じる文字。
一見クールな男子の憧れの人はきっと年上で、夏着物と日傘が似合う凛とした人だったんじゃないか…。
(どうも文美さんに姿を重ねてしまいますね…)
とか書を見ながら妄想を膨らませるのも楽しみ方の一つかも(^^)
【中村文美作品展〜水の音(ね)〜ver.Z】
2015.1/21(水)〜2/1(日) 11:00〜19:00 (最終日は18:00まで)
これからの在廊予定日:1/31(土)、2/1(日)
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