早くも今週末までとなりました、
【Linnelle カワモトマリコ作品展〜Ralli Quilt 】。
今回は「ラリー・キルト」の魅力についてご紹介。
私もここで初めて「ラリー・キルト」を知ったのですが、この精密さに驚きました。
日本でも似たようなものに「刺し子」がありますが、たぶんどちらも余った布や着物としては着れなくなったものをほどいて再利用するときのささやかな美に対する憧れが見てとれて、その洗いざらした布の手触りと合わせて、気持ちがリラックスするようなほっこり感がありますね。
働き者の若奥さんの笑顔にはっとするような…。
だから「ラリー・キルト」といっても、いわゆる色や柄があるわけじゃあないんですよ。そのときそのとき1点もの。
この織がベースの「ラリー・キルト」は、織目とキルトの縫い目(布と布を縫い合わせたぐし縫い)のどっちがどっちかわからなくなるくらい緻密。
そして、所々にアクセントとなってるのは、おそらく”継ぎ”を宛てた部分。
こういうのを見ると「ラリー・キルト」を縫って大切につかってたんだろう人の顔が見えてくるような気持ちになります。


また、プリント柄にはその柄を活かすキルトが。
ところどころに配される鮮やかないろの糸が、縫い手の美意識を感じさせますね。

そのキルトと対話して素敵なバッグに生まれ変わらせる
Linnnelleさん。
アースカラーのカジュアルなバッグも…。

開くと、こんな鮮やかなピンクが!内に秘めた女性らしさ全開です。
人前でバッグを開け閉めすることって多いもの。裏地に凝るなんて粋じゃありませんか。

あと2日!ぜひバッグやポーチの中を開けてみて!
そこにもLinneleさんの使う人への優しさとアイデアが隠されています。
【Linnelle カワモトマリコ作品展〜Ralli Quilt 】2016年3/16(水)~20(日)
※一週間です!11:00-19:00 最終日:17:00まで
在廊日:毎日在廊してくださいます!