のんびりしている新年度のZですが、やっとこさ本格始動!
安達知江さんのガラス作品展が今年もやってきます。
春…うきうきと明るく楽しく伸びやかでキラキラした季節のはずですが、
春愁、花冷え、などなどちょっぴりメランコリックな気持ちになるのは、わたしだけじゃないでしょう。
そんな揺れ動く一筋縄ではいかない気持ちが閉じ込められたような安達さんの作品。
今回は
「虹」。さてどんな虹が現れるのでしょうか?
搬入日が楽しみです!
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【安達知江硝子展 虹始見〜にじはじめてあらわる〜】2016年4/13(水)〜24(日)11:00-19:00 最終日:18:00まで
※4/18(月)、19(火)は定休日
在廊:4/232(金)を除く毎日、12:00〜在廊してくださいます。
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安達さんの作品の魅力は作品の中に物語が秘められているところだろう。
いや、実際はそうでないのかもしれないが、
見ている私たちはそこに物語を感じてしまうのだ。
今回安達さんが手にして来たのは「虹」。
旧い暦七十二侯によると、会期中が『虹始見』という季節に当たるのだという。
虹の色が7色というのは、科学的な根拠ではなく
民族や文化で最近決まったのだそうだ。
だから見る人によって、7色になったり、5色になったり、8色になったりするらしい。
「虹の色」は見る人が何色と見るかによって決まるのだ。
それは安達さんの作品を見る私たちの姿とも、似ている。
作品の中に隠された物語を探し当てたつもりになりながら、実は
私たちは自分の中にある物語を見ているのだ。
さて、今回はどんな「見た事のない物語」をみせてくれるのか。
〜DMよりアトリエ・ゼット 酒井政徳