今回の
安達さんのタイトルは「
虹」。
そのふもとには…という想像と同じくらい、その先には…という想いもありますね。
未だ見たことがない新しい場所、かつて訪れた思い出の地、遠くはなれた大切な人の住む町…
そしてなによりこれから訪れる「未来」。
虹を渡ってひとっ飛び。昔の人も行きたい、と切望したのでしょうか。
自由に空を渡ってゆける鳥たちには、「虹」はどんな風に見えるのでしょう?
虹を水先案内人にして飛んでいくのかな?
まさに風に乗りグライダーのようにうっとりと飛行する鳥。
ナウシカのメーヴェを思い出しました。

一休みするのは木陰で刺繍をするお家のお庭。

風まかせ、運命に賭けて新しい地に飛び立つのはタンポポたち。

新しい地にしっかり根をはり、花を咲かせますように…の願いを込めて。

連れ立って飛ぶのは千鳥の小皿。
淡い緑が初々しい。お菓子をちょこんと載せたいですね。

連れ立って飛ぶ…といえば、おまけ。本日の妖精はコチラ。
見た瞬間に思いましたね。「比翼連理」…
比翼の鳥。
結婚式のスピーチでも聞く事がある、「天にあっては比翼の鳥となり、地にあっては連理の枝とならん…」『長恨歌』の一節に出て来る雌雄で一体の鳥。
2人の生活を新しく始める方にいかがでしょう。
きっと幸運を呼び込んでくれそうです。

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【安達知江硝子展 虹始見〜にじはじめてあらわる〜】2016年4/13(水)〜24(日)
11:00-19:00 最終日:18:00まで
※4/18(月)、19(火)は定休日
在廊:4/232(金)を除く毎日、12:00〜在廊してくださいます。
※作品売上げの一部を「日本赤十字社 平成28年熊本地震災害義援金」に寄付いたします。
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