私を救ってくれるのはいつも女だった。
母であり、友であり、先輩であり、大好きな女性アーティスト達。
そんな彼女達は皆エネルギッシュで、強く美しく勇ましい。
私は己の才能に加え女の美しさを武器に夢や野望を実現していく強くしたたかな女性が大好きだ。そんな美しさを武器に生きる女性達の作品が作りたかった。
私にとって、昔からメイクやファッションは、自分を鼓舞し自信を生み出す魔法のようなものだ。作品のモチーフにつけまを選んだのは、アイメイクに一番力をいれる私にとって、つけまは目元の美しさをより誇張させてくれる、私が社会と戦っていく上での最上級の武器のひとつだったからである。
SNSと口コミでつけまのモデルになってくれる女性を募集した。
集まった100人余りの女性達に、実現したい夢や野望と簡単な彼女達の生き様を聞き、それをインスピレーションにひとりひとりオリジナルのCRAZYつけまを制作。2016年1月から12月までの約一年をかけ、全国のモデルさんのもとを訪れ、作ったつけまをつけてもらい彼女達を撮影した。
本展では、撮影した彼女達の写真と彼女達のつけまつげの集積物を展示する。
これは、女の狂おしいほどの可愛さ美しさ強さの提示と女性であることの素晴らしさを再確認する行為、そして女性達が社会で更なる躍進を遂げ、全ての女性達がもっともっと生きやすい未来になることへの願いを込めた展覧会。
繊維造形を中心とした立体作品、インスタレーション、写真、平面作品、コスチュームを展示。 〜DMより「作品展コンセプト」三宅典子
三宅典子 ミヤケノリコ テキスタイルアーティスト。
1982年岡山県生まれ。2005年岡山県立大学テキスタイルデザインコース卒業。
コンテンポラリーアート、テキスタイル、ファッション、手芸、ペインティング、コラージュ、ジャンルにとらわれないフリースタイルで、CRAZYなコスチュームやつけまつげ、ソフトスカルプチュア、インスタレーション、衣服、アクセサリー、イラストを制作。
最近では様々なアーティストやデザイナーとコラボしたライブイベントや、衣服のデザイン案、ダンス衣装なども手掛ける。岡山を拠点に全国で活動中。女の美を武器に社会を生き抜く現代女性達、女性の強さ・可愛さ・したたかさ・逞しさをテーマに制作中。
略歴<個展>
2016 ニジイロクレイジー (ニジノ絵本屋/東京)
2010 超コラージュ的世界 [遊美工房企画青美展] (遊美工房/岡山)
2009 モニカナセカイ[岡山県天神山文化プラザ 天プラ・セレクション (岡山県天神山文化プラザ/岡山)
2008 COLORFUL JOURNEY (cifa cafe/岡山)
2005 ワタシノユートピア (White Canvas/岡山)
グループ展多数。
<アートイベント
>2016 ニューアクションプレイナイト7・ CRAZY つけまコラボ (高円寺グリーンアップル/東京)
2016 シュシュ祭 (ネイロ堂/岡山)
2016 アースデイ 岡山 ダンス衣装 (RSKバラ園/岡山)
2015 縄文野焼き祭"縄文の炎とセッション ダンス衣装" (猪風来美術館/岡山)
<受賞歴
>2015 渋谷芸術祭 SHIBUYA AWARDS 2015 特別協賛社賞 ~ウチコミ!賞~
第2回マガジンランド手芸&クラフト展 社長賞
ART MOVE コンクール 2015 入選
2008 AMUSE ART JAM 2008 in 京都 審査員特別賞[森本千絵賞]
2007 前橋アートコンペライブ2007 グランプリ金賞
2005 Jeans Factory Contemporary Art Award 2005 優秀賞