本日8/9より後半スタートです!
【角南育代作品展〜カフェ爺の注文の多いテーブル】Z全体が角南ワールドになって一週間。巨大なリス(こられた方はわかりますよね。)の前で記念撮影する方がひっきりなしです(^^)
が、今回は白壁を中心に小品をご紹介。
1枚1枚の中に物語を閉じ込めているような角南さんの作品群。
一歩間違えばおどろおどろしくなりそうな、ちょっと不気味でシュールな世界が、
角南さんの筆にかかるとなんともユーモラスでほっこりするという不思議。
人柄が作品に表れる…とはこういうことを言うんでしょうか?
そして、
角南さんの作品はタイトルも素敵なんですよ!
俳句サークル
「さわら句会」会長(俳号:尾村椅子)の顔も持つからなのか?
合わせてじっくり見ると本当に物語が動き出しそうです。
「ポケットの中にはビスケットがひとつ」
愛おしそうにポケットを撫でながらぐんぐん歩く姿がキュート!
モデルは角南さんの小さな家族でしょうか?
食べたいけど、食べない。…ポケットの中に大好きなモノがある、という幸福感と安心感で、勇気は100倍になるんです。
この子にとってはビスケットがお守りなんでしょうね。
道先案内は、二つ頭のキツネ。右に行こうか、左に曲がろうか…小さな大冒険の始まりです!

小さな作品「実験」。悪魔の子供(小悪魔?)くんでしょうか?
うやうやしく”実験”してますが…小さい頃に”実験”と称していろんな液体(ジュースとか草の汁とか洗剤とか、クレヨンの粉とか)を混ぜて遊んだことを思い出しますね。

猫の真剣な表情と握ったおててが超萌えポイントの「じゃんけん」。
角南さんの作品の素晴らしさは、すべての登場人物がフラットに対等なところ。
大きくても、小さくても、怖そうでも、消え入りそうでも。
お互いに認め合って存在している感が、心地いいのです。

「どういう風に、こんな不思議生物を思いつくんですか?」いつもぶつけてる質問を今回も。
「ゾウが描きたかったから〜」と、角南さん。
「?ゾウ?」
「そう。なんとなく煙になっちゃって〜」
ああ…角南さん的メインは右上の小さなソウなんですね…。
私としては、女の子が座っているウミウシのような謎生物について聞きたかったんですけどね…。
あ、でもタイトルは「ゾウの空模様」でした。

今回はちょっと珍しい、シルクスクリーンも。
こうやってみると全然印象が変わりますね。なんだかアニメーションになって動きだしそう。

一枚一枚じっくり見ていくと本当に時間を忘れそう。
迷い込んだら出られませんよ(^^)
今日のところはこのこの辺で。

【角南育代作品展〜カフェ爺の注文の多いテーブル】2017年8月2日(水)~13日(日) 期間中、月・火曜日は定休日
am11:00〜pm7:00
油彩・アクリル画、シルクスクリーン、銅版画、オブジェ