始まってます!
【氏峯麻里作品展〜Albireo-星の追憶】。Zには透明な秋の風が吹いています…と言いたいくらい詩情溢れる幻想的な世界が現れてます。
作品一つ一つには、
氏峯麻里さんによる美しい解説が添えられています。
その「解説」を読みながら、作品をたどっていくのは、まさに旅。
星々を巡りながら幻想的な物語が続くさまは「銀河鉄道の夜」のよう。
秋の風の中、ゆったりとした気分を満喫するにはぴったりです。
今回は「Water gate」と題された大作をご紹介。
これをペンで描いたか…と思うと気が遠くなりそうです…。
鯨の子守唄を聞きながら眠る古き街並み。海の香りが漂ってくるようです。
(作品は一部をトリミングしてご紹介しています。)

遠い遠い過去から生きてきた
鯨の背からは溢れんばかりの記憶。
航路の途中に出会った伝え聞いた鯨の姿が
今、目の前にある。
見た事のない植物や太古の建物が大空を舞う。
きっと鯨本人でさえも昔の記憶過ぎてわからないのだろう。
見るからにごちゃませの記憶もある…。
これからもきっとこの鯨は目や体に刻み続けてゆくのだろう。
離れゆく鯨の背にゆっくりと呟く。
その時にまた、ゆっくりと…。
「Water gate」作品解説より

【氏峯麻里作品展〜Albireo-星の追憶】
2017年10月4日(水)〜10月15日(日)
11:00-19:00(最終日は18:00まで)
※10/9(月:体育の日)、10(火)は定休日
在廊:10/5(木)、12(木)以外の会期中全日在廊されています!