【神崎士郎写真空間 vol.4〜めぐる きこえる みおのうたうたい】今日1/10(水)より後半に入ります。
何度も書いてますが、世界遺産にして修験道の修行の場、
大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)の普通では見られない景色。
(女人禁制の場所でもあります。)
その”特別な場所”の
”水”めぐる写真物語です。
そもそも『みおのうたうたい』って何???という謎に満ちたタイトル。
そして、物語の始まりは、
「その朝 ルの音が 消えた」「流れ、しぶき、ほとばしり、滴り…
たくさんの水の音の中にいつも聞こえている ルの音がしない」
…この”
みお”とは水の精。
”ル”とは水の流れる様子を表現した音。
神崎さん曰く「水の音を言葉で表現したら、”ラリルレロ”になると思うんですよね」。
そういえば
”る”も
”ル”の字の形も水が軽やかに流れていく様子に見えますね。
「ラとリの音は 次につづく ルの音がいなかったので つまづき
レとロの音は ルの音をずいぶん待ったけど あきらめた」言葉は”言霊”。ぜひ写真のタイトルを、口に出して読んでみてください。とっても腑に落ちますよ。
そしてこの物語は、失われたを
”ル”求める旅へ…。

この失われた”ル”は、多分水の持つ”気”なんではないかと。
今回、撮影した場所は全て”特殊な何か”を感じる場所なんだそうです。
普段私たちでも、森に入ると清々しく感じたり、神社やお寺に行くと、心が洗われるような気持ちになる。
いわゆるパワースポットですが、そういう場所が自然の中には多数存在しているのだそうです。
今回はその中でも特に特別な場所、
神崎さんが言うところの”黄泉”の水場の写真もあるそうです。
…ね?興味深いでしょう?

そして、”みお”と一体化した神崎さんが、水のパワースポットを巡った地図がこちら↓↓↓
このスケッチ?もすごいですよね。
さて”ル”は無事に見つかったのか?
神崎さんの言うところの「内なる水」は私たちの体を流れる水。
「外なる水」とは自然界に流れている水。
なので”ル”を探す旅は、自分の魂を探す旅でもあるのです…

こんなお話が(まだまだ濃厚に)聞けたギャラリートーク。
写真もですが、神崎士郎さんのトークの面白さといったら!!
異界のように感じていた話が自分のつながるってると、自然に思わせてくれるいい意味での気安さ。
聞いていてどんどん引き込まれてしまうんです。
「あ〜!聞きそびれてしまった!!」と思った方、朗報です。
神崎さん、在廊日を増やしてしてくださいました!
1/11(木)〜14(日)、在廊です!ぜひお話をうかがってみてくださいね。

(掲載画像は作品の一部をトリミングして使用しています。)
【神崎士郎写真空間 vol.4〜めぐる きこえる みおのうたうたい】
2018年1月3日(水)~14日(日)
AM11:00〜PM7:00 最終日PM6:00まで
※1/8(月)・9(火)は定休日です。
在廊:1/11(木)〜14(日)