スペインからあのセニョールがまたまたZにやってきてくださいます!
前回、Zを赤い蝶で埋め尽くし「Zが美術館になった!?」と圧巻のインスタレーションを見せてくださった
山口敏郎さん。
今回の色は
「青」だそう。期待大です。
海外で活躍されているアーティストってどんな方なんだろう…とドキドキしてしまいますが、素顔はとっても気さくでおしゃべり大好きなチャーミングなラテン系のセニュール。
会期中、常時ギャラリートーク開催していますよ!!
アートを志す方も、海外のアート事情を知りたい方も、そしてスペインに興味のある方も…ぜひお越しください。

ぜひこちらの記事もどうぞ↓
圧巻!降り注ぐ青の雨の壁。吸い込まれる不思議。
スペインの日差しと大地の色
【山口敏郎展】〜無限雨2017年4月25日(水)〜4月29日(日)
※5日間です!AM11:00〜PM7:00 最終日はPM6:00まで
全日在廊。会期中、常時ギャラリートーク開催しています!!
協力 「倉敷建築工房 大角雄三設計室」
1956年 岡山生まれ。武蔵野美術大学卒。
1982年 マドリッドに移住。
2006年「ESPACIO TAO」を立ち上げ日本とスペインの交流を仕掛ける。
龍野アートプロジェクト(兵庫県)、
太宰府天満宮国際アートシンポジウム(福岡県)、
興福寺国際現代美術展(長崎県)、
丸五ファクトリーアートプロジェクト(岡山県)などに参画。
2014年 瀬戸内市立美術館(岡山県)で「海外活躍作家シリーズ‐山口敏郎展」が開催される。
同年に倉敷美観地区にオープンした廣榮堂倉敷雄鶏店「刻の美術館」に常設展示。
スペインを中心にヨーロッパ各国で展覧会開催及びアートフェアに参加。
「無限雨 – Mind Landscape」山口敏郎:作品展告知フライヤーより
春になると明るい陽光が降り注ぐバルのテラスに一人で座りワインを飲むことが日課となる。
最初色々な考えが泡のように浮かんでは消える。
その「考える」という行為は当然「言葉」を必要とする。
しかしその時に感じていることの全体像を一挙に捕まえて表現することは不可能なので、
それを断片化しさらに言葉に変換し単純化する作業を無意識に行っている。
そうやって断片化、単純化した言葉の連鎖が際限なく続いていくうち、やがて何も考えていない状態がやってくる。目の前にある家や木々、通る車や人の姿が網膜上を擦過していく色の繋がりとなり、人々の話し声やグラスのぶつかる音が単に音の連続となっているのに気づく。
つまり、物の個別性や意味性が消え、これはこれ、あれはあれという区別がない一つの繋がった世界が現れる。
正にそういった時にインスピレーション、いわゆる直感が電光のように閃く。
直感は宇宙の叡智からくる膨大な情報量を一瞬で教えてくれるのだ。
何百時間と考えたものよりはるかに大きな情報量を直感は含んでいる。
この何も考えていない状態を古来より人は「無心」と呼んできた。
心にピンと響くポジティブなものを感じる為にはボーっとした時間を持つことが重要になる。
そして「時間」のみが心を育てる。