今日5/17(水)より後半に入ります
【神崎由梨 個展〜今日の気配】。
心が浄化されるみたい…とゆっくり由梨さんの世界に浸る方が大勢来られてます。
由梨さんといえば、やはり人物の木彫。その前で佇む方が多いですが、
今回はいつもとちょっと違う、レアな作品にも注目してみてください。
今回の告知DMにも登場している、
タンポポの綿毛。
「アトリエに遊びに来る猫のふわふわを思い出す…」と、嬉しそうな由梨さん。
植物のようでいて、動物のような。
命を秘めた種ではあるけれど未だ芽吹いていない。
命の終わりであり始まりである種。
大地に根を張る前の、自由に飛んで行く姿。
相反する意味を持つ姿は、”木”という命を秘めた素材を用いて、新しい命を生み出す由梨さんの作品に通じるところがあるような。
今回は、いろんな”タンポポ”がやってきています。どこに隠れているのか…。
ぜひ探してみてくださいね。
絵画であり木彫でもある、タンポポの肖像。
種を思わせるフラワーベース。
美しいヒビは芽吹く直前の種のよう。
命の面影を残す”木”に今在る命をいけるというのは、まるで命の接ぎ木のようにも思えますね。
芽吹く地を夢見ながら眠るタンポポの綿毛。
これは由梨さんのコレクション。
実は今回の作品の中で、由梨さんが一番思い入れがあるというのがこのフラワーベース。
”種”を思いながら、彫ったそう。見所は…底らしい(^^)
綿毛を、空に旅出させる優しい南風の手。
投げあげられた綿毛は、まるで小さな星。
開きかけたつぼみ、もしくは弾けて種を飛ばず直前の実を思わせるフラワーベース。
経年を感じさせる風合いが、時が止まったようにも見えますね。
静かに佇む花の人。
【神崎由梨 個展〜今日の気配】2017年5月10日(水)〜21(日)
※5/15(月)、16(火)は定休日
AM11:00〜PM7:00 最終日はPM6:00まで
オブジェ:26点、絵画:7点、
フラワーベース4点
机:1点、椅子:1点
ポストカード:7種類