いよいよ本日、1/30(水)よりスタート!【SOLÉ-STTÉN-NON それすてんのん?〜作家たちの蚤の市】。
今回は1週間ですからね!
「どんなものが出品されるんですか?」のお問い合わせも多いので一気にご紹介していこうと思います。
まずは、今回の【SOLÉ-STTÉN-NON それすてんのん?】の発案者3人、
思えばこの3人のノリから始まったんです。
今を遡ること数年前、
瀧山雄一さんのアトリエに遊びに来た
尾崎雅子さんが不思議な
”錆びたギア”を見つけたのが運命の始まり。「…何コレ?」「…私も持ってる。どうしていいかわからない”
線路の釘”…」
そして後日、Zマスターと尾崎さんの会話で「僕も持ってる。どうしても欲しくて買ったけど一度しか使ってないパスタマシーンとか。」という話になり…。
話を聞いてると、すごく興味深い。
あ、こういうものからあの作品たちは発想されるんだ…とか、
あの人は、こんなものが好きだったんだ…とか。
本日初日は
尾崎雅子さんが在廊してくださいます。ご本人からじっくり聞いてくださいね。
さて、出品物のご紹介です。
これが噂の「線路の犬釘(線路枕木の楔)」搬入時に現物を目にして「わっ!?デカっ!!」
これは本当にすごい。鉄道専門古道具屋の親父さんから勢いでもらった釘だそうですが(^^)
この力強さ、風雪に耐えた年月の重み…見たら欲しくなりますね。

他にも「19世紀ごろの窓枠」これもいい朽ち具合です。
画面右の艶やかな棒?台?は「アフリカのキャンドル立て(と思われるもの)」
これ今回の”謎の珍品のベスト3”入りするものです(^^)
搬入時に他の出品者の方となんだろう〜?と物議を醸した一品。
「nara」さん出品のキャンドルがベストマッチです。合わせていかがですか?
右下は「インド製と記憶している銅のバケツ」
どれも時間を感じさせる存在感抜群のモノたちです。

続いては
「倉敷緞通」瀧山雄一さん。これが、ことの発端になった「錆びたギア」。このサビ具合が美しいですね。
トリフチョコレートのようですが、大きい(^^)直径12,3cmはありそうです。
畳表を織る機械の糸巻き棒の両端に付いていたもの。ということですが確かに、「何コレ?」ですよね。

「廃工場で拾ったスパナ」マスターの手と比べても大きさが!!
これも経年変化の”仕事した”感が素晴らしい。私も拾います、絶対。
小さい銀色の方は「9㎜から22㎜までのナットに合いパイプレンチにもなる!」のうたい文句に「これは買い!」と思ってホームセンターで購入したはいいが、道具としてはさっぱり使えない”便利”工具。
ありますよね、こういう痛恨のモノ。
ついつい道具を買ってしまう諸兄に。戒めの一品としてお勧めします。

作家作品はレアな逸品。「芹沢柄マット」通常は作らない色なんだそうです。
”思い切って自分の趣味の色に決めたもの。いつもは作れない物を自分の趣味だけで作りました。”
とのこと。モダンな色合いが素敵です。〜瀧沢好み〜という感じでしょうか?

そしてZマスターの出品は、Z家に眠っていたなんで集まっちゃったのか分からない調理器具コレクションから
厳選して(これ、一部なんですよ…(^^; )お出ししています。
まずは、話の発端の一度しか使ってないパスタマシーン
イタリア製。美しいんですよね。どーしても欲しいって探して買ったのに…一度しか…。ブツブツ。
ちなみにこのバンクシー風ディスプレイは、前回展示の戸倉弘一朗さんの手によるものです(^^)

そのほか、かわいいところではクッキー型コレクションを放出!
アイシングに挑戦される方、いかがでしょうか?

クレープ専用パンとクレープトンボ(クレープを平らに伸ばす道具)。
左下の木でできた剣のようなものはクレープスパチュラ(できたクレープを剥がす道具)。
右下のはフランスの有名調理器具メーカー:マトファー製のクグロフ型。

使用感たっぷりなのはマトファー製の鉄のフライパン。
重い。厚みが違います。これであのタルトタタンを作ってたんですよ。きれいに磨けば十分使えます。
右下のは中華鍋を掃除するためのささら。

まだまだあります(^^;
鰹節削り機、ニンニクつぶし機、ほうろく(ごまや銀杏を煎る道具)、竹の茶こし、
仏製パスタすくい、ボタム社コーヒーメーカー、そして本人もなんで買ったのか分からないサンドイッチの押し型。
…一体、Zマスターはどこに向かって行きたかったんでしょうか?(^^;
ただ、マスターの自慢は「一度は使ってるものがほとんど」ということ。
インスピレーションの源は調理器具によるところも大きいんだそうです。
しかしまあ、よくこんなに試したもんです。…ちなみにパスタマシーンで作った生パスタは絶品でした。

「ものを見れば人がわかる」とはよく言ったものです。
持ち主の思いを知るとより愛おしく感じてきますよね。
思いの丈をそれぞれのキャプションに込めています。ぜひ読んでみてください。
今回のご紹介は、時を流れを経たものと試行錯誤の道具たち男心をくすぐるモノたちでしたね。
今日のところはこの辺で。

【SOLÉ-STTÉN-NON それすてんのん?〜作家たちの蚤の市】
2019年1/30(水)〜2/3(日)
AM11:00〜PM7:00 最終日はPM6:00まで
※1週間です!
●出品者●
在廊日:初日は尾崎雅子さんが在廊してくださいます。