佐野行徳作品展「けしきのかたち」9月11日(水)〜9月22日(日)
(9月16 月・17 火は定休)
行徳(ぎょうとく)さんという作家をイメージする色は「燻し銀」。名前も僧侶みたいでシブい。 かと言ってまだお若いんで、地味でもなく。ストイックな方と言えばピッタリな印象かな。
お茶の世界で言う【見立てのけしき】をもう何年もテーマとして追い続けているのはご承知の通り。前回2年前の個展のときも”けしき“についてお伝えしましたが、復習しましょう。
抹茶茶碗に釉薬が垂れたり、備前焼の焼くときにできた模様を風景に見立てる…。
それを「〇〇のけしき」というんですが、行徳作品の”けしき”はまさにこれ。
だから、何が見えてくるかは見る人次第。
見る人の心の中に、その作品のタイトルはある。
行徳作品はその時の心の有り様を映す鏡なんですね。
そして”けしきを愛でる”この感性、どうも日本人特有のものらしい。
黙っていても通じあう…そういう感覚にも近いですね。
行徳さんの作品が静かだけど強い印象を与えるのは、禅寺の庭を眺めているような気分になるからかもしれません。
ま、最初に行徳さんを僧侶に例えたのも無理からぬことですね。
さて、そうやって今回の展示作品群を眺めてみると…。
手のひらサイズの作品のけしきといえども広大な宇宙の広がりを感じさせてくれることでしょう!
9/11(水)〜9/22(日)
AM11:00〜PM7:00 最終日はPM6:00まで
※9/16(月・祝)、17(火)は定休日
※毎日在廊してくださいます。
在廊日:9/11(水)、14(土)、15(日)、7(土)、18(水)、21(土)、22(日)