カフェとは、「出会いの1杯、人生の1杯」であるべきと思っています。
ゼットは、このコンセプトから出発しています。
この約2年足らずで、本当に多くの方々の出会いがあったことをうれしく感じております。
このカフェを通して、これまでに経験したことのないほど内容の濃い親交を与えてもらっています。
カフェの常連K君は、クラシック音楽のマニアです。
私は、ジャズ好きなんで、それほど接点がないようにみえます。
でもお互いに妙にコアな部分でひとたび噛み合うと、話が盛り上がることが多いです。
ガーシュウィンとかバーンスタインとか。
去年は、いっしょにマイスキーのチェロを聴きにいきました。
映画も好きなジャンルが違います。
彼は、戦争・SFものに対し、私はラブコメ。
でも「ゴッドファーザー」は、奥が深く、見るたびに新たなる発見をするというところで、何か共通の価値観みたいなものを持ち合わせているんですね。
その彼が、マイスキーのコンサートのあと、倉敷の病院に突然入院することに。
あれから3ヶ月・・・・・やっと退院の目途がたったみたいで、良かった良かった!
途中、一時帰宅の許可が出たときは、真っ先にゼットに寄ってくれました。
入院中、うちのコーヒーが一番飲みたかったとか、うまいことをのたまわれる奴です。
お見舞いのときも、彼の大好きな「タンザニア」をポットにたっぷりと入れて持っていくようにしています。
私も彼と話がしたくて、ついつい足繁く通ってしまいますが、いつも長居して申し訳ない。
まだしばらくは自宅療養が必要らしいけれど、私としては、今一番うれしい話であり、良い出会いに感謝しています。
by マスター