ある仕入先から何度か持って来てくれた試作品が、当初無添加製品とうたっていたのに、最終完成品の食品表示を見てびっくり。
【増粘多糖類】という食品の粘りを強める添加物などが入っていた。
「結局、大量加工時に安定した食感を出そうとするとこれが必要だったんですよ」とのコメント。期待していたのに残念、もちろん注文はしていません。
イベントの打ち合わせで手土産を持って行こうと、ある大型和菓子屋さんに寄り道。
ディスプレイされてこれは美味しそうだなと思われるお菓子をひっくり返して食品表示部分に目をやっていたところ、どれも【増粘多糖類】はじめいろんな添加物が含まれているでないですか!
あまりに真剣に見ている姿が危ない人と思われてはいけないので、店員さんに「添加物なしのお菓子ってないですか」と質問したところ、要領を得ない様子。
仕方ないので、自力で再び探したところ、やっと美味しそう&無添加和菓子『冷やしぜんざい』を見つけた次第。
なんせ大型店舗なんで、種類も多く結構時間のかかったこと!
先日の『ガイアの夜明け』は、ある外食産業がコストを押さえるために添加物に頼る実態を少しでも脱却していこうと糸口を探っている様子と、未だに添加物を正当化している食品メーカー側の実態を平行して取材していた。
作家の椎名誠さんは、「過去に読んだベスト本は?」という質問に、レイチェル・カーソン『沈黙の春』をあげていた。
今から50年も前、すでに農薬などの環境汚染をテーマに警鐘を鳴らしていたこの本を愛読書にするぐらいだから、ご本人も食事などには気をつかっているんだろうな、と思っていたら、
7月2日(日)付けの日経文化面に『健康的なワニの食べ方』というコメントを投稿されていた。
内容は、自分は、いろんな国々で日本なら超ゲテモノと言われるものをすすめられて食べてきたが・・・・・・
「(ここからは本文抜粋)世界最悪の本当のゲテ食は私たちの生活のなかに巧みに豊富にびっしり攻撃的にある。大手メーカーの化粧パックされたあらゆる大手流通食品のなかに主役然としてどっさり入っている食品添加物である。これらの弊害は前から常識的に言われている。今の平均的な日本人はどんなに注意しても一日十グラムの食品添加物が自然に体に入って来てしまうそうだ。一年で四キロである。我々は子供のころからこの異物にさらされているがこれらの強烈な威力に゛被爆"しているのがある意味゛無菌状態"のままこれまでやってきた世界の辺境の人々である。
例えばいま深刻な問題になっているのが十年ほど前から巨大スーパーが進出してモロに影響を受けている極北の民族である。
超肥満。労働意欲低下。キレル人々。躁鬱症などなど。民族崩壊と叫ぶ識者もいる。因果関係はまったく証明されていないがまだスーパーの入っていないロシアの極北を除いた二つのエリア(アラスカ、カナダ)は今それが共通の問題だった。」
続きは、また明日に by マスター