行ってきました!犬島時間。

犬島は暑かった。でも優しい暑さだ。
いつも感じてる腹が立ってくるような暴力的な暑さじゃない。
出会った人に「暑いですね〜」と声をかけたくなるような暑さだ。
犬島の風は温かく、涼しい。
普段、涼しいと感じてたのは、クーラーという冷蔵庫に冷やされていたんだと気がついた。体がこわばるような冷たさでもなく、扇風機の機械的な風でもなく、ゆるやかに時に速くどこまでも心地よい。
犬島の木や草や野菜は饒舌だ。
見なれている、小さく刈り込まれて大人しく生えている街路樹とは違う。
元気いっぱい好き放題に伸びてさわさわと自慢げにみえる。
すっかり忘れてしまった「夏」が、そこにはありました。
浜風のふく中で食べたおむすびは、小さい頃おばあちゃんが作ってくれた、おむすびの味がしました。(ほんとは自分で作ったんだけど)
いろんな作家さんが、この島に魅せられるわけがわかった気がしました。
そんな思いを一杯詰めた作品達の素晴らしさ。それは「犬島」で見ることで完結するんですね。「犬島時間」、その通りでした。五感全てで感じるんですね。
未体験の方はぜひ、行ってみてください。
そうそう、犬島では車の走る音を一度も聞きませんでした。
携帯電話を話す人や携帯メールを打つ人をほとんどみませんでした。(携帯で撮影している人はいましたが)
やっぱり、あの頃の夏がありました。
photoだけbyマスター