私、生まれも育ちも岡山です。
地元の大学を卒業したあと、就職は県外へ。
ふるさとは遠きにありておもうもの、県外に出てはじめて岡山の良さを知らされたものです。
変化に乏しいと思われる岡山とはいえ、年に1〜2回しか帰省しない者にとって、タイムリーに新しい動きのわかるものといえば
【タウン情報おかやま】でした。
定期購読で送ってもらい大変お世話になりました。
学生のときに通いつめた「カーフェカーネス」「アルチザン」「シャイン」・・・・他県では味わえない独特の気品ある喫茶文化の香りに気がついたのもこのころ。
【タウン情報おかやま】のオススメ店はチェックしておいて、帰省したときに訪ね歩きました。
そのとき知った「ファーレンハイト」「サラサ」「アフターミュージックカフェ」などは帰る度にリピートした特に心に残る店でした。
そんなかたちでお世話になった【タウン情報おかやま】も創刊からはや30年、老舗情報誌でありながら若いスタッフが中心になって常に新しいものを造り出している熱気を感じます。
最近、ちょっと変わったかなと思うことは、特集にひねリが効いていること。
例えば今月12月号の特集は、クリスマス情報だけではないのです。
「ほっこりゆるカフェで和スウィーツ」…あわただしい12月、たまには一息入れてみてはという提案。
約30店の紹介ですから、取材打ち合わせも大変だったのではないでしょうか。
あなたの心を和ませてくれるお店をこの機会にぜひみつけてみてください。
実は、この特集の冒頭は、カフェゼットを掲載してくれているんです。
カフェゼットA級マニアのゲストの方は、お判りいただけたのではと。
ロイヤルコペンハーゲンの紅茶ポットとカップ、それにウェッジウッドのケーキプレート。
これらは、どれも今は製造されていないヴィンテージの食器なんです。
日だまりの中で、どこまでもやさしく撮影してくれています。
そして何ページか後にもアーティスティックなステキな写真付きで紹介をいただきました。
ありがとうございました!
時代は変わっても、カフェは日常の小さな「旅ごころ」を感じさせてくれる場所であって欲しいと常に願っています。
私がかつてこの雑誌を片手に巡り歩いときと同じように、この雑誌を見て来てくれた方々の少しでも心に残るお店に近付けたらと思っています。
by マスター