CMでもひっぱりだこの俳優「玉木宏」。
最近の痩せ方は何でだろうと思っていたのですが、肌に張りもあるようだし、それほど気にもしていなかったのですが。
お店に来られるファンの方に聞いたところ、役作りの上でベジタリアンに転向したとか。
で本題は、ゼットの野菜メニューと思いきや、全く関係のない映画の話です。
そうなんです、6月13日公開予定の
『真夏のオリオン』は、今から期待大です!
夏といえば、毎年必ずや戦争をテーマにした邦画が上映されるものですが、血色の良いふくよかな方々でキャスティングされていることが多くないですか。
それがどうも嘘っぽく思えて、その当時の飢餓感、緊迫感といった場面で感情移入できないのです。
そういえば、昨年ヒットした『私は貝になりたい』も主役の中居君は、相当ダイエットをしたらしいですが、やっぱり役者のその作品に対する熱の入れ方もわかろうってものです。
戦争映画が戦争を真摯にとりあげたことを伝わらせるためには、まず俳優陣が必要に応じて痩せていないといけない、というのが持論なんです!
実際に戦争で亡くなっていった方々への鎮魂の気持ちが製作者・スタッフ・出演者にないと、見る側にその思いが伝わって来ないというのは言い過ぎかもしれませんが、出演して多額のギャラを貰ったりするんですから、身を清める意味で最低限その頃の空腹の時代を共感して欲しいと思っています。
私は、本来ラヴ・コメディが大好きでして、悲壮感のただようような戦争大作映画はまず見ることはないのですが、それでも古くは岡本喜八監督の扱った戦争映画は全部見ましたし、小林正樹監督の『人間の条件』は、学生時代に丸一日かけて一挙上映を見た記憶があります。
これらが自分の好きな戦争映画ですと言うからには、どこか娯楽的な意味合いを見透かされいるようで不謹慎ではないかと反省させられるくらい、全編から反戦に対する気持ちがダイレクトに伝わって来る鬼気迫る映画ばかりでした。
こういうスゴイ映画を見たから、最近の戦争映画にもう足を向けることができなくなったのかもしれません。
横に逸れましたが、今回の『真夏のオリオン』は、その玉木君を筆頭に主要俳優陣が頬がこけるくらい痩せている人たちで固めています。
もうそれだけで、本気モードがびんびん感じられて、またスケール感のあるストーリーテラーに黒沢明監督の『七人の侍』のイメージがかぶさってきて(この映画もある意味、戦争映画ですよね)、これはどうあっても前売券買っとこうかなとまで気持ちが昂揚しています!
私が久々に見る気になった戦争映画、拙いですけれど感想をまたレポートさせてください。
by マスター