中村文美書作展、17日の日曜日までとなりました。
文字というものは、人間のコミュニケーション手段として必要不可欠。
日常で一番身近に触れるものであればこそ、丁寧な文字にして言葉をいただくことは、とてもその方の真心を感じずにはいられません。
一文字一文字に微妙なバランスの均衡があって、ほんのちょっとずれただけで、ずいぶん違う印象を与えてしまうから、不思議なものです。
書がそんなデリケートな究極の世界であることを教えてくれるのがこの風炉先屏風、だって1文字間違えたら没ですよ、表装もおしゃれで斬新!一押し作品です。

そしてもうひとつ、私のお気に入りの掛軸のご紹介、題して「月」。写真はその一部分を撮影したものです。

こちらは、いろはの48文字を並べ替えての「いろはうた」。
文字の組み合わせの過程を遊び心満載に想像させてくれる作品。こちらの写真も展示の一部分とそのキャプションを撮影したものです。


これまでご紹介いたしました作品は、ほんのほんの一部分にしかすぎません。
随所に楽しい趣向をこらした書作展、ぜひ見に来てね!
by マスター